統合型リゾート(IR)はカジノじゃなく他の魅力にかかっている

カジノ法案という名称は報道の印象操作

統合型リゾート(IR)はカジノじゃなく他の魅力にかかっています。
だからこそ統合型リゾート(IR)法案という名前になっていたわけで、これをカジノ法案というように名前を偽ってしまったのは報道の印象操作だと言う他ありません。

何しろカジノなどはこのリゾート施設の一部にしか過ぎないわけですから、そのような事を考えている暇があれば、リゾート施設を如何に魅力的なモノとするのかを考えなければならなかったわけです。

まさにこれは情報の全体像を見る事無く、分かり易い一部だけを切り取って報道してしまう、今のマスコミの問題点が出てしまったというしかありません。
マスコミとして分かり易くするために、カジノというところだけを切り取ったというように言ったり、全体像も報道しているという事も言うのでしょうが、明確にこのカジノだけに注目していたという事は、この事に注目が集まってしまっている事でも分かるでしょう。

このような名前を付けなければ別に注目されるような事すらなかったかもしれないのです。
別のリゾート施設の中で、何で遊ぼうがそれは観光客の勝手という事ですから、ここで観光客が増えたり減ったりするというような事になる方がおかしいのであって、メインである日本の観光をいかにしてアピールするのかが大切な事は言うまでもないはずです。

日本が主導するテーマパークはことごとく経営難に陥っている

観光客は施設に宿泊するわけですから、これがメインであって、どこで遊ぶのかは個々で異なるというのは当たり前の事です。
とりわけ日本はこのリゾート施設の建設が苦手とも言われているわけですから、これを如何に成功させるのかという事を考えなければなりませんでした。

今日本の観光業で成功している物は殆どが外資が出資して運営して成功しているという事になっています。
東京ディズニーランドもそうですし、USJもそうです。

日本が主導するテーマパークはことごとく経営難に陥っているという事を考えれば、そのような意味のない議論をしても意味不明という事は分かりそうなものですが、政治家やマスコミというのはこのような事には興味が無いのでしょう。
ひたすらに依存症の人はどうするのかというようなくだらない事ばかりを言って反対をするという事になっています。

良い大人がギャンブル一つ自分の責任で出来ないのなら、そのような人は意味無いでしょう。
自己責任ですればいいだけの事で、日本経済がどうなるのかというような事を考えている時に、依存症が怖いなどということを言っていると何も前には進みません。

既に多くの人の依存症患者がいるパチンコなどの状態を放置していることの方が問題

その危機意識の無さという物が今回は露呈したというように言って良いかも知れない。
特にメディアの危機意識なさというのは目に余るといって良いかも知れません。

どうでもいい事に国民の目を向けることに必死になっていて、全ての放送局でこの法案をカジノ法案というような事を言い出す始末ですから、この事を見ても物事の本質を見ないという、見せないのがマスコミの本質だという事が理解出来ます。

景気回復を考えた景気刺激策の一環なのですから、本来議論すべきはそれで経済が良くなるのかという事であって、ギャンブルがとか、依存症がとかいうような事では無いでしょう。

そのような事が気になるのであれば、既に多くの人の依存症患者がいるパチンコなどの状態を放置していることの方が問題です。
日本のパチンコ産業はもうラスベガスの売り上げを超えるようなものとなっていて、依存症患者も沢山出ています。

そのような事は見ないふりをただひたすらに海外に攻めてくるなというように言いつづけるのは、いささか傲慢という他ありません。
もつと日本人は自分を見つめて、自分の見方を変えてく時が来ていると考える必要がある増す。